捻挫（ねんざ）は、足首や手首で関節の許容範囲を超える動きが強制された時に、骨以外の組織を損傷し痛めてしまうケガのことを言います。主に靭帯や腱を痛めることが多く、痛み、腫れ、熱感などの症状があります。

捻挫は、足首・手首・肩・腰など全身の関節で起こりうる可能性があります。特に足首の捻挫（足関節捻挫）は、スポーツにおけるケガで最も多いと言われています。多くの方が足関節捻挫を経験したことがあるのではないでしょうか。

症状は軽度、中等度、重度とありますが、痛みが少ないからといって施術せず放置しておくと後から日常生活、スポーツ活動に大きな支障が出ることもありますので、完全に改善されるまでは施術を続けましょう。

捻挫の原因

捻挫は何らかの強い力が関節に働き、関節の許容範囲を超える方向にひねられた際に起こります。

例えば、足首では足首を内側にひねり、前距腓靭帯という組織が引き伸ばされ捻挫となることが多いです。膝の捻挫では、内側についている内側側副靭帯というものが損傷することが多いとされます。また、肩の捻挫でも鎖骨付近についている靭帯を損傷することもあります。

捻挫は主にスポーツ中に転倒、方向転換、ジャンプの着地での発生が多いです。接触の激しいコンタクトスポーツである柔道、格闘技、ラグビーなどでも捻挫は起こります。交通事故などで発生する「むちうち」も頸椎捻挫と言い捻挫になります。

捻挫の症状

主に痛み・腫れ・熱感などが見られます。これらの症状は靭帯や腱などの損傷程度によって変わります。損傷が大きいほど症状も強くなります。また、膝などではこれらの症状が分かりづらいのが特徴です。

これらの症状以外にも関節の不安定感を訴えることが多くあります。

捻挫と甘く見てしまうと今後の日常生活やスポーツ活動に大きな支障が出ることがありますのでケガの程度に関わらず受診し、詳しく検査・施術をすることが重要になります。

捻挫をしてすぐの場合は、RICE処置とマイクロカレント、固定などを行います。

RICE処置とは

Rest(安静)：すぐに運動等を中止し、患部を動かさないようにします。

Ice(冷却)：患部を冷やし、炎症症状が周りの組織に広がることを防ぎます。

Compression(圧迫)：包帯等を用いて圧迫します。

Elevation(挙上)：患部を心臓より高い位置に上げます。

マイクロカレント

微弱電流というものを患部に流し、修復を早めます。マイクロカレントは低周波電気などに

用いられる電流がA（アンペア）であるに対して、マイクロカレントではμA（マイクロアンペア）の電流を使用します。アンペアのわずか100万分の１程度の強さしかなく、ほとんど電気刺激を感じません。電気刺激が苦手な方でも受けて頂くことが可能です。

マイクロカレントの効果としては、傷ついた組織の修復を早めてくれます。

人の体では、損傷した細胞に電流が流れ細胞の修復を促す構造があります。

マイクロカレントは、その電流とよく似た弱い電流を流すことができます。それによって、傷ついた組織の修復を早めてくれます。

固定（包帯・テーピングなど）

包帯、テーピングなどを用いて患部を固定します。急性期では、ケガの早期回復のためアイシングで周りの組織への損傷の拡大を防止、マイクロカレントなどで損傷細胞の修復促進、包帯・テーピングなどを用いて患部を安静に保つために固定をします。

五井内房整骨院では、問診・検査に時間をかけ詳しく行い、原因を判別します。

捻挫を引き起こしている原因に対して、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術を行い、関節・骨格・筋肉・動作を最適な状態にすることで、痛みの出づらい身体作りを行っていきます。

捻挫でお困りの方はぜひ市原市の五井内房整骨院へお越しください。

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